西国三十三か所めぐりは1300年の歴史を持つ日本最古の巡礼です。畿内の観音さまを祀った霊場33寺を参拝し、満願成就を目指す旅です。
第10番 明星山 三室戸寺 (みょうじょうざん みむろとじ)
御本尊 千手観世音菩薩
御詠歌 「夜もすがら 月の三室戸 わけゆけば
宇治の川瀬に 立つは白波」
参拝日 平成29年11月 4日
所在地 京 都 府 宇 治 市 莵 道 滋 賀 谷
京阪宇治線から三室戸駅から徒歩15分にあります。閉門が16時でどうにか間に合いました。
花の寺で有名で、春から夏にかけツツジ、シャクナゲ、アジサイ、ハスが咲き誇るようです。その時期にもう一度来たいものです。
本堂
三重塔
開運の牛 開いた口の中に石の玉があり、この玉に触れると開運に恵まれる。
若貴の手形
御朱印
第11番 深雪山 上醍醐 准胝堂
(みゆきさん かみだいご じゅんていどう)
御本尊 准胝観世音菩薩
御詠歌 「逆縁も もらさで救う 願ならば
准胝堂は たのもしきかな」
参拝日 平成29年11月 4日
所在地 京 都 府 京 都 市 伏 見 区 醍 醐 東 大 路 町
秀吉の「醍醐の花見」で名高いお寺です。醍醐山の山上が「上醍醐」、山下が「下醍醐」です。西国三十三ケ所第11番札所は「上醍醐 准胝堂」ですが、火災により焼失し、下醍醐の観音堂が納経所になっています。
桜のシーズンにもう一度来たいものです。
西大門 豊臣秀頼が再建した。
三宝院 本坊として醍醐寺の中核をなす。
唐門 国宝です。
三宝院の表書院はは国宝で、そこから秀吉が設計した庭園を見渡すことができます。
金堂
五重塔 国宝です。
霊宝館 国宝の仏さまなどたくさんのものが安置されています。
観音堂 西国三十三ケ所第11番納経所
御朱印
第12番 岩間山 正法寺[岩間寺]
(いわまやま しょうほうじ[いわまでら])
御本尊 千手観世音菩薩
御詠歌 「水上は いづくなるらん 岩間寺
岸うつ波は 松風の音」
参拝日 平成28年11月27日
所在地 滋 賀 県 大 津 市 石 山 内 畑 町
岩間寺は雷除け、ぼけ封じにご利益のある山寺です。
開基は泰澄大師で、大師は加賀白山を開山したことで知られています。
大きなイチョウがあります。ちょうど落葉の時期で黄色のじゅうたん。
大イチョウは火除けとして神社やお寺によくあります。幹に大量の水分が含まれており、幹に耳を当てると吸い上がる水の音が聞こえるかも。
大師堂 泰澄大師と弘法大師が祀られています。
芭蕉が「古池や蛙飛び込む水の音」の句を詠んだと伝わる池があります。
本堂 本尊の千手観世音菩薩は「汗かき観音」、「雷除け観音」と呼ばれています。
御朱印
第13番 石光山 石山寺 (せっこうざん いしやまでら)
御本尊 如意輪観世音菩薩
御詠歌 「後の世を 願うこころは かろくとも
ほとけの誓い おもき石山」
参拝日 平成29年11月11日
所在地 滋 賀 県 大 津 市 石 山 寺
石山寺は琵琶湖の南端の瀬田川右岸にある紫式部ゆかりのお寺です。
東大門
運慶・湛慶の仁王像
参道
赤いじゅうたん
本堂
御朱印
寺名の由来となった天然記念物の硅灰石(けいかいせき)
国宝の多宝塔
おいしいぜんざいをいただきました。
第14番 長等山 園城寺[三井寺]
(ながらさん おんじょうじ[みいでら])
御本尊 如意輪観世音菩薩(観音堂)
御詠歌 「いで入るや 波間の月を 三井寺
鐘のひびきに あくる湖」
参拝日 平成29年10月28日
所在地 滋 賀 県 大 津 市 園 城 寺 町
琵琶湖のそばに鎮座する広い境内を持つお寺です。
仁王門
国宝の金堂
「弁慶の引摺鐘」と呼ばれる梵鐘
金堂前にある鐘楼は近江八景のひとつで名高い「三井の晩鐘」。宇治平等院、高雄の神護寺とともに日本三名鐘に数えられています。
鐘楼
「三井の晩鐘」
御詠歌に読まれているようにさぞかし琵琶湖の波間に響き渡ることでしょう。
三重塔 国の重要文化財
三井の名前の由来となった霊泉
霊泉の建屋に施した左甚五郎作の龍
たくさんのお堂を巡って最後に「観音堂」に到着。長等山の中腹にあります。
観音堂は西国14番札所です。
御朱印
展望公園から眺めた観音堂全景
琵琶湖
番外 華頂山 元慶寺 (かちょうざん がんけいじ)
御本尊 薬師如来
御詠歌 「待てといわば いとも畏し 花山に
しばしと啼かん 鳥の音もがな」
参拝日 平成29年11月 4日
所在地 京 都 府 京 都 市 山 梨 区 北 花 山 河 原 町
元慶寺は西国三十三か所巡礼を復活された花山法皇が出家得度したお寺です。
京都市営地下鉄東西線御陵駅から南方徒歩15分にあります。
龍宮造りの山門
本堂
御朱印
以上、京都・大津にある10~14番札所。