西国三十三か所めぐりは1300年の歴史を持つ日本最古の巡礼です。畿内の観音さまを祀った霊場33寺を参拝し、満願成就を目指す旅です。
第25番 御嶽山 清水寺 (みたけさん きよみずでら)
御本尊 十一面千手観世音菩薩
御詠歌 「あはれみや 普き門(あまねきかど)の 品々に
なにをか波の ここに清水」
参拝日 平成30年11月15日
所在地 兵 庫 県 加 東 市 平 木
兵庫県にある標高552mの御嶽山の山頂近くに建てられています。京都の清水寺と区別し、播州清水寺と呼ばれています。京都の清水寺と同じく霊泉が湧き出ています。
ちょうど紅葉の真っ盛りで山寺の風情が全面に出ていました。
建物の多くは火災にあい、大正から昭和期にかけて再建されたものです。
山門
十一面千手観世音菩薩を安置する大講堂
薬師如来を安置する薬師堂
薬師堂内の十二神将
作者は薮内佐斗司、マスコットキャラクター「せいとくん」の生みの親。
本坊・客殿 予約で食事もできるそうです。
境内の様子 山寺はこのような階段や坂道があり、足に負担がかかります。
紅葉 実際の色が写真では出ていない。残念。
御朱印
第26番 法華山 一乗寺 (ほっけさん いちじょうじ)
御本尊 聖観世音菩薩
御詠歌 「春は花 夏は橘 秋は菊
いつも妙(たえ)なる 法(のり)の華山」
参拝日 平成30年11月14日
所在地 兵 庫 県 加 西 市 坂 本 町
一乗寺は加古川市と姫路市に連なる山中に建つ、播磨の古刹です。
162段の石段 山寺らしい。かなりきつい!
本堂(大悲閣) 国重要文化財
三重塔 国宝です。
紅葉
さざんか
御朱印
第27番 書寫山 圓教寺 (しょしゃざん えんぎょうじ)
御本尊 六臂(ろっぴ)如意輪観世音菩薩
御詠歌 「はるばると のぼれば書寫の 山おろし
松のひびきも 御法なるらん」
参拝日 平成30年11月14日
所在地 兵 庫 県 姫 路 市 書 写
西国霊場の最も西に位置し、書寫山に建つ圓教寺は「西の比叡山」と呼ばれている。
お寺へはロープウェイで山上駅に行き、山上駅からは送迎バスが出ています。小生は山上駅からお寺まで歩くことにしました。かなりきつい山道でした。当日は天気が良く、気温が高く、山道は汗をかきかきでした。
境内配置図 たくさんの堂宇が建てられています。
山上駅から仁王門まで続く坂道は「西国巡礼の道」と名付けられていて、三国三十三所の御本尊を模した観音さまが点々と配置されています。
当山の御本尊 六臂(ろっぴ)如意輪観世音菩薩
十番札所 三室戸寺の御本尊 千手観世音菩薩
途中の展望所 姫路市街を望む。また、遠くに瀬戸内海・淡路島が。
どうにか仁王門に到着。
木立の中を歩いて摩尼殿(まにでん)に到着。
更に木立のなかを奥に進むと、突然、視界が開け広場にでます。広場に面してコの字型に三之堂(みつのどう)と呼ばれる大講堂・食堂(じきどう)・常行堂が建っています。また、この広場は「ラストサムライ」のロケ地として有名です。
大講堂 国の重要文化財、釈迦三蔵像が安置されています。
食堂
国の重要文化財、修行僧の寝食の建物で現在は宝物館となっています。たくさんの仏さまなどが安置されています。
常行堂 国の重要文化財、修行道場。
更に、食堂から奥に進むと開山堂にでます。開山堂は開基の性空上人を祀るお堂です。
軒下の力士の彫刻。この彫刻は左甚五郎の作と伝えられている。
紅葉 紅葉真っ盛り。
展望公園からは瀬戸内海の島々が見られます。
御朱印
以上、北摂・播磨にある25~27番札所。