隠岐3日目 令和元年10月10日 快晴
朝一番に、西ノ島別府港から中ノ島(海士町)に行くことにしました。
船は「いそかぜ」。
かなり早い!
約10分で中ノ島の菱浦港に到着。観光バスを待っているとこんな光景が目に入ってきました。
名残惜しそう!映画かドラマのシーンのよう。ほのぼのとして光景でした。天気も良く、朝からなにか幸せな気分。
マイクロバスが泊まっていたので、てっきり今日の観光はこれかなと思っていたのですが、人数が3人ということでタクシーとなりました。昨日は一人乗車の大型観光バスでした。タクシーの方が気持ちが楽。
先ず最初に向かったのは、後鳥羽天皇ゆかりの地へ。
後鳥羽天皇御火葬塚 後鳥羽天皇は承久3年、時の執権 北条義時と争い敗れ、隠岐に配流された。ここ隠岐で19年生活し、崩御。ここで火葬され、御陵となっている。
後鳥羽天皇の御在所跡
隠岐神社 後鳥羽天皇の御火葬塚、御在所跡と同じ敷地にあり、後鳥羽天皇を御祭神としている。後鳥羽天皇崩御700年にあたる昭和14年に創建。
鳥居
狛犬 出雲式狛犬(腰を上げている)
子供抱いている。
拝殿
御朱印
境内入り口の芙蓉の花
海士町後鳥羽院資料館 隠岐神社向かいにあり、後鳥羽院に関する資料や遺品、海士町から出土した考古資料などが展示されています。
金光寺山の展望所
良く晴れ渡っており、西ノ島、島後(隠岐の島町)が良く見えました。
明屋海岸(あかやかいがん) 御覧のとおりの絶景。
タクシーでの旅も終わり、港に。昼はタクシーの運転手さん推薦の隠岐牛を美味しくいただきました。
中ノ島の菱浦港から西ノ島の別府港へ戻る。本土の七類港の高速船の出航時刻まで、近くをぶらつく。
菱浦港
西ノ島ふるさと館
港に面してあります。西ノ島の自然と人の暮らしの資料を集めた資料館で農機具、漁具、祭り、埋蔵文化財なと展示していました。
和同開珎(わどうかいほう) この西ノ島の横穴墓で発見、離島で初、全国で47点目の希少なものとのこと。というのも、和同開珎(銀銭)の発行は飛鳥時代の終りの708年5月から1年余りで、銅銭に比べ非常に数が少ないことだそうです。
海産物を朝廷に献上していた隠岐と朝廷との強い結びつきを示しているそうです。
隠岐西ノ島は旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代など遺跡の宝庫
館内は各時代の遺跡から出た出土品でいっぱい。
黒木御所跡(くろきごしょあと) 後醍醐天皇が隠岐を脱出するまで約1年間の行在所と伝えられている。
門をくぐると資料館(碧風館)があります。
黒木神社、黒木御所跡はこの階段を昇って行ったところにありました。
後醍醐天皇を祀る黒木神社
黒木神社前の展望所からの景色
黒木御所跡 島後の隠岐の島町にある隠岐国分寺境内にも後醍醐天皇行在所跡があり、どっちがどうなのかよく分からない。
出航の時間も押してきたので、速足で別府港へ。
高速船レインボージェットに乗船。
西ノ島別府港から約1時間で本土の七類港に。
隠岐2泊3日の旅は心配していた台風の影響もなく、無事終えることができました。
隠岐は史跡、遺跡が盛りだくさんで、また、ジオパークに指定されたとおり、自然豊かで素敵な景勝地がたくさんありました。一の宮も2社参拝でき、大変満足な旅でした。
以上、中国地方の旅(9)隠岐3日目。