1 荒神谷史跡公園(こうじんだにしせきこうえん) 令和元年10月7日 曇
荒神谷史跡公園には荒神谷遺跡、博物館、古代復元住居、古代ハス畑ほか様々なものが整備されており、全体の広さは27.5haと広大です。
荒神谷遺跡は、昭和58年(1983年)に広域農道建設のため遺跡分布調査をしたところ、田んぼの畔で一片の須恵器を拾ったことがきっかけとなり発見されました。
丘の斜面から、弥生時代の銅剣(どうけん)、銅鐸(どうたく)、銅矛(どうほこ)がたくさん出土しました。これらの銅器は、約50cmの深さの土中に整然と並べられ、埋設されていました。
いつ、誰が、なぜ、これらの銅器を埋設したか?色々と空想してしまいます。
「遺跡発見発端の地」のモニュメント
銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本が発見された発掘現場入り口
発掘現場
銅鐸6個、銅矛16本 青銅器はすべてレプリカ。
銅剣358本
荒神谷博物館
荒神谷遺跡関係資料、出雲の縄文、弥生、古墳各時代の出土品などが分かり易く展示されていました。
古代ハス畑と古代米(黒米、赤米)の田
古代復元住居
2 古代出雲歴史博物館 令和元年7月3日 曇
古代出雲歴史博物館は、出雲大社のお隣りにある施設です。古代の出雲が丸ごと展示されています。
博物館全景
出雲大社の巨大本殿の柱 博物館に入ると最初に目に入ってきます。
鎌倉時代(1248年)に建てられた本殿の柱、杉材(直径約1.3m)✕3本
巨大本殿の模型
荒神谷遺跡出土の銅剣 国宝 これだけ並ぶと圧巻です。
荒神谷遺跡出土の銅矛 国宝
加茂岩倉遺跡出土10号銅鐸 国宝 紀元前1~2世紀
10号銅鐸ウミガメの絵
加茂岩倉遺跡出土21号銅鐸 国宝
鹿の群れの絵 チョット分かりにくいですが。
加茂岩倉遺跡出土の銅鐸 すべて国宝
「景初三年」銘 三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう) 卑弥呼の鏡?
双龍環頭太刀(そうりゅうかんとうたち) 安来市かわらけ谷横穴墓出土
国の重要文化財 古代の輝きが残っています。
出雲地方の古墳から出土した埴輪
これらのほか「出雲風土記」の記述をもとにした古代のくらしの再現模型など、出雲の古代から現代にいたるまでたくさんものが展示されていました。
以上、中国地方の旅(21)歴史博物館①。