九州の「一の宮」参拝の写真です。
宇佐神宮(うさじんぐう)
豊前国(ぶぜんのくに)一の宮
参拝日 令和元年12月5日
祭 神 八幡大神(はちまんおおかみ)
比売大神(ひめおおかみ)
神功皇后(じんぐうこうごう)
所在地 大分県宇佐市南宇佐
八幡大神は、応神天皇の御神霊であり、全国約4万6千社の社(やしろ)でお祀りされている。
また、比売大神は、天照大神の御子、宗像(むなかた)三女神[多紀理姫命(たぎりひめのみこと)、多岐津姫命(たぎつひめのみこと)、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)]であり、八幡大神が現われる以前の古い神、地主神として祀られ崇敬されていた。
神功皇后は、応神天皇(おうじんてんのう)の御母である。
比売大神は、邪馬台国の女王卑弥呼で、本殿のある亀山が卑弥呼の墓という歴史家もいる。この宇佐の地は、畿内や出雲と同様に早くから開けたところと言われており、歴史のロマンを感じるところです。空想で頭の中が爆発しそう。
参道 右側には商店が立ち並ぶ。早朝、一番乗りしたので、営業前。
狛犬
石柱
種田山頭火(たねださんとうか)の碑
山頭火は、大正・昭和の俳人。季語や五七五という俳句の約束事を無視し、自身のリズム感を重んじる「自由律俳句」を詠んだ。
酒で身を持ち崩し、行乞(ぎょうこつ)をして、全国を放浪する。
湯田温泉 千人風呂(混浴)にて、「ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯」と詠む。ぷっと吹き出してしまう。自堕落な生活を送ったが、ある意味人間として、自分に正直に生きた人のように思える。
句碑 朱書きで「松から朝日が大鳥居」、「春霜にあとつけて詣でる」
宇佐神宮には、昭和4年と昭和13年に訪れている。
神橋 寄藻川(よりもかわ)に架かる。
黄葉、紅葉
大鳥居
ここにも狛犬
能舞台 夏には池に「古代ハス」が咲く。
なんとモノレールがあります。心が揺れましたが、自分の足で参拝を続けることに。
最後の鳥居
西大門
西中門 閉ざされています。
真ん中が南中楼門(勅使門) その左右にも参拝所があります。
一之御殿 八幡大神(応神天皇)の参拝所。次に、横のニ之御殿の比売大神、三之御殿の神功皇后と参拝。参拝の作法は、何故か二拝四拍手一拝と出雲大社と同じ。
ニ之御殿の比売大神の参拝所
国宝の上宮本殿(じょうぐうほんでん)は、少し見える程度。この辺りが亀山のいちばん高い所。卑弥呼が眠っている?眠っていた?所。
御朱印
瓢箪絵馬
御神木
南大門 南中楼門の向かいにあります。ここが正門?
南大門の横にある大元神社(宇佐神宮奥宮)遥拝所
御許山(おおもとさん) 大元神社が鎮座。日本書紀には、神代にこの御許山に比売大神が降臨されたと記されている。
摂社 若宮神社(わかみやじんじゃ)
御祭神は仁徳天皇、応神天皇の若宮(皇子)。建物は国の重要文化財。
下宮(げぐう) 上宮と同じく、八幡大神、比売大神、神功皇后をお祀りする。
奈良時代からあった勅使街道(ちょくしかいどう)の参拝口
呉橋(くればし)
境内から見た呉橋
広大な境内の中にたくさんの摂社、末社があり、見所満載の神社でした。
以上、九州の旅(4) 一の宮③。