九州の旅(15)神話①天孫降臨

 神話 天孫降臨ゆかりの地

 

  神々の系図を作ってみました。朱書きの神は今回の記事に関わる神々です。 

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   神々の表記は、古事記の記載による。(例えば、「ににぎのみこと」は、古事記では「邇邇芸命」で日本書紀では「瓊瓊杵尊」というふうに違いがあります。)

 

 神話 天孫降臨のあらすじ

 葦原中国(あしはらなかつくに、地上世界)が平定され、高天原(たかあまはら)の天照大御神は孫にあたる邇邇芸命(瓊瓊杵尊、ににぎのみこと)に三種の神器を授け、地上に降ろすことにした。

 邇邇芸命は,猿田毘古神(さるたびこのかみ)の先導により、神々を従え、筑紫(九州、つくし)にある日向の高千穂久士布流多気(くしふるたけ)に天下った。

 結局、邇邇芸命は地上の統治者に指名され、天照大御神の孫にあたることにり、天孫と呼ばれる。

 この降臨の地には、いろいろな場所が候補地として挙げられている。

 その一つは、宮崎県西臼杵郡高千穂町にある「くしふる峰」で、その他には、鹿児島県、宮崎県の県境にそびえる霧島連山の「高千穂峰(たかちほみね)」など。

 

 

1 くしふる神社   令和元年11月30日参拝

 御祭神は邇邇芸命であり、この神社が鎮座する「くしふる峰」は古くから御神体として信仰されている。

 なお、所在地は、宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井。

  鳥居

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  参道

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  拝殿

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 本殿

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 御朱印

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 鎮守の森

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 周囲にはいろいろとありそう。

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 高千穂碑(風土記・万葉の丘)

 この高千穂が天孫降臨の地であることを広く知らしめるための碑。

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 高天原遥拝所

 邇邇芸命以下地上に降りたった神々がこの丘に立って、古巣の高天原を遥拝した所。

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 四皇子峰   神武天皇の兄弟神(四皇子)誕生地

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2 霧島東神社(きりしまひがしじんじゃ)   令和元年11月22日参拝

 霧島東神社は、霧島連山高千穂峰の中腹、標高500メートルの高台に鎮座。 創建は、第十代・崇神天皇の代と伝わり、霧島山を信仰の対象としています。

 祭神は伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)と伊邪那美尊(いざなみのみこと)で日本創造の神様です。

 高千穂峰山頂に立つ天の逆鉾(あまのさかほこ)は、霧島東神社の社宝で、伊邪那岐尊と伊邪那美尊が筑紫(九州)の国生みの時に使った鉾を逆さに刺したと言われている。

 なお、所在地は、宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田。

  鳥居

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 神門

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 参道   雨の日の参拝は、より一層厳かな気分に。

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 拝殿

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 本殿

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 本殿の彫刻

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 境内からの御池(みいけ)

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 御池入口に立つ、国道の愛称「霧島バードライン」を記す愛らしいモニュメント

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 御池(みいけ)

 直径約1km、周囲3.9km、ほぼ円形で、水面の標高は305m、水深は93.5mあり、火口湖としては日本で最も深い。

 残念、霧島が見えない。

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3 霧島神宮(きりしまじんぐう)   令和元年11月22日参拝

 天照大御神からこの葦原中国(あしはらのなかつくに、地上世界)を統治するよう勅命を受けた瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は、霧島連山の1つ、高千穂峰に降り立ったとされています。6世紀頃、その瓊瓊杵尊を祀った霧島神宮が高千穂峰の山頂に建てられていた。その後、霧島山の噴火による焼失が繰り返し、約500年前に現在の場所に移されたとされています。

  現在の所在地は、鹿児島県霧島市霧島田口。

 

 鳥居

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 拝殿   国の重要文化財

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 立派な彫刻

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 拝殿

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 御朱印

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 御神木   樹齢約800年の杉

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 以上、九州の旅(15)神話①天孫降臨。