神話 天孫降臨ゆかりの地
神々の系図 朱書きの神は今回の記事に関わる神々です。
神々の表記は、古事記の記載による。(例えば、「ににぎのみこと」は、古事記では「邇邇芸命」で日本書紀では「瓊瓊杵尊」というふうに違いがあります。)
神話 天孫降臨のあらすじ
葦原中国(地上世界、あしはらなかつくに)が平定され、高天原(たかあまはら)の天照大御神は孫にあたる邇邇芸命(瓊瓊杵尊、ににぎのみこと)に三種の神器を授け、地上に降ろすことにした。
邇邇芸命は,猿田毘古神(さるたびこのかみ)の先導により、神々を従え、筑紫(九州、つくし)にある日向の高千穂久士布流多気(たかちほくしふるたけ)に降った。
その後、邇邇芸命は、笠沙(かささ)の岬で麗しい木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)を見初める。
1 道の駅「きんぽう木花館」 令和元年11月24日
鹿児島県南さつま市金峰町(きんぽうちょう)にあり、超早場米「金峰(きんぽう)コシヒカリ」で有名。
たまたま、道の駅のスタンプラリーのため立ち寄ったところ、木花之佐久夜毘売にお会いすることができました。
道の駅の敷地にある「木花之佐久夜毘売」の像 邇邇芸命が一目惚れした?すごく納得。
道の駅駐車場から見た野間半島 半島右端辺りが「笠沙(かささ)の岬」
「健康交流館ゆーぷる吹上」
月刊誌「温泉博士」の無料手形で入浴。南さつま市のお隣りの日置市(ひおきし)の吹上町(ふきあげちょう)にあります。
入浴後、車に乗ろう歩いていたところ、展望台が目に入り、昇って見ることに。
何かの導きか。そこには野間半島、「笠沙(かささ)の岬」が。海は東シナ海。
中央の高い山は「野間岳」。
2 木花神社(きばなじんじゃ) 令和元年11月27日
木花神社の御祭神は、木花神社は木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)、邇邇芸命(ににぎのみこと)です。ご利益は、安産。所在地は、宮崎県宮崎市大字熊野。
階段の上の鳥居
参道
狛犬 出雲式狛犬?
拝殿
本殿
御朱印
邇邇芸命と一夜を過ごした佐久夜毘売は懐妊した。ところが、邇邇芸命は疑う。佐久夜毘売は、産屋に自ら火を放ち、その中で三つ子を産んだ。燃え盛る業火の中でさえ元気に生まれたことにより、高天原の御子であることを証明した。
この御子は、「火照命(ほでりのみこと)」、「火須勢理命(ほすせりのみこと)」、「火遠理命(ほおりのみこと)」。「火照命」は「海佐知毘古(うみさちびこ)」であり、「火遠理命」は「山佐知毘古(やまさちびこ)」である。
佐久夜毘売が御子を生んだ産屋がこの無戸室(うつむろ)であると伝えられている。
無戸室の跡
境内からの眺望 斟鉢山(くんぱち山、標高500.4m)、邇邇芸命の山陵か。
以上、九州の旅(16)神話②天孫降臨。