神話 天岩戸(あまのいわと、天岩屋戸)ゆかりの地への旅
神話 天岩戸のあらすじ
天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟 須佐之男命(すさのおのみこと)は高天原(たかあまはら)で乱暴をはたらき、怒った天照は天岩戸の中に入り、岩の扉を閉じてしまう。太陽神の天照が隠れたことにより、高天原も葦は原中国(あしはらのなかつこく、地上界)も闇に包まれた。それをいいことに邪神たちは災いを広めた。
困った高天原の八百萬神(やおよろずのかみ)は天安河原(あめのやすのかわら)に集まり、知恵の神、思金神(おもいかねのかみ)を中心に対応策を話し合った。思金神は天宇受売命(あめのうずめのみこと)に踊りを命じた。天宇受売命が肌をあらわに乱舞すると神々からどっと笑い声が巻き起こる。外があまりにも騒がしいので、天照は何が起きているのか不思議に思い、扉を少し開けた。それとばかりに待ち構えていた力自慢の天手力男神(あめのたぢからおのかみ)が天照の手を取って天岩戸から引き出した。
その後、世界に再び光が満ち満ちて、平安が戻る。
1 道の駅「高千穂」 令和元年11月30日
ひむか神話街道(国道218号線)沿いの、神話と伝説の町「高千穂」の中心にあります。道の駅で、「高千穂」の情報を仕入れ、いざスタート!
駐車場横に、かなり個性的なオブジェが。
天宇受売命(あめのうずめのみこと)
天手力男神(あめのたぢからおのかみ)
2 天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)西本宮 令和元年11月30日
御祭神は大日霎尊(おおひるめのみこと、天照大御神の別称)で、天照大御神が閉じこもった天岩戸(洞窟)を御神体としてお祀りしている神社です。
駐車場横にある天手力男神(あめのたぢからおのかみ)の像
一の鳥居
一の鳥居前にある大日霎尊(天照大御神)の像
二の鳥居
神門
西本宮拝殿 御神体「天岩戸」は拝殿裏の遥拝所から拝むことができます。
御朱印
神楽殿 天岩戸神楽(あまのいわとかぐら)を奉納する社殿
神楽殿 鏡が光を放っています。
天岩戸神楽のビデオ上映中
3 天安河原(あまのやすかわら)
天安河原は、高天原の八百萬神(やおよろずのかみ)が集まり、知恵の神 思金神(おもいかねのかみ)を中心に対応策を話し合った場所。
天岩戸神社から一旦出て、案内板のとおり岩戸川(いわとかわ)沿いの遊歩道を500mほど歩くと天安河原に。
渓谷で少し薄暗い。
下流側に向かって写真を撮ると不思議な写真が。下流側に滝があり、水が逆流しているように見える。実際には、滝はありません。
天安河原(あめのやすのかわら) 洞窟の大きさは、間口40m、奥行30m。
天安河原宮
御祭神は、知恵の神である思金神(おもいかねのかみ)と八百萬神(やおよろずのかみ)。八百萬神様ということで、なんでも願いが叶うとされている。
御朱印
たくさんの石積み 石を積むと願いが叶うという。チョット不気味な光景。
ほんとうに神秘的な河原で、神々が宿っているようです。
以上、九州の旅(21)神話⑦天岩戸。