神武天皇(じんむてんのう)は、古事記、日本書紀によれば、日本の初代天皇とされている。日本神話に登場するが、神として生まれたのではなく、寿命を持つ人として生まれ、神代から人代へ橋渡しをしたと言える。
古事記では神倭伊波礼琵古命(かむやまといわれびこのみこと)と称され、日本書紀では神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)、始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと)、若御毛沼命(わかみけぬのみこと)、狹野尊(さののみこと)、彦火火出見(ひこほほでみ)と称される。
また、古事記、日本書紀において、神倭伊波礼琵古命(神日本磐余彦尊)は日向(ひむか)で生まれ、天下を治めるため大和を目指し東征したとされている。
1 宮崎神宮(みやざきじんぐう) 令和元年11月27日
御祭神は、神日本磐余彦天皇(かみやまといわれひこのすめらみこと、神武天皇)。
相殿は、鵜鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと、父)、玉依姫命(たまよりひめのみこと、母)。
所在地は、宮崎県宮崎市神宮2丁目。
参道入口にある「ラクウショウ(落羽松)」の木。北アメリカ原産・落葉針葉高木。和名は、沼杉(ヌマスギ)。
鳥居
一直線に伸びる参道
神門
菊の御紋
拝殿 一般参拝客はここまで。
拝殿
本殿の後方には船塚古墳(ふなつかこふん)があります。前方後円墳で全長は76m、後円部径約36m、周濠は13m、古墳時代中期末から後期初頭の築造とのこと。
2 皇宮屋(こぐや)、皇宮神社(こうぐうじんじゃ) 令和元年11月28日
神武天皇の東遷まで過ごしたといわれる場所が皇宮屋。宮崎神宮の元宮とされている。
主祭神は、神日本磐余彦天皇(かみやまといわれひこのすめらみこと、神武天皇)。
相殿は、吾平津姫命(あひらつひめのみこと、妃)、手研耳命(たぎしみみのみこと、御子)、渟名川耳命(ぬなかわみみのみこと、御子)。渟名川耳命は後の綏靖天皇(すいぜいてんのう)。
所在地は、宮崎県宮崎市下北方町横小路。宮崎神宮の西北600mの小高い丘に鎮座している。
「皇軍発祥の地」の碑 皇宮屋の参道入口付近に建っている。
参道
拝殿
本殿
御朱印は賽銭箱の隣に置いてあり、志を納めて御朱印をいただきました。宮崎神宮でも、御朱印をいただけるようですが、「皇宮神社」の社名が記載されているようです。
以上、九州の旅(24)神話⑩神武天皇。