九州の旅(35)滝④慈恩の滝

 慈恩の滝(じおんのたき)     令和元年12月3日

  慈恩の滝は、大分県日田市と玖珠町の境にある滝で、上段20メートル、下段10メートル合わせて約30メートルの落差がある。

 

 道の駅「童話の里くす」

 慈恩の滝は、道の駅の近くにあるので、道の駅の駐車場を利用しました。   

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 慈恩の滝

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 上昇喜龍

 村人と仲の良かった龍が、重い病気にかかり苦しんでいた。龍が天空へ昇りたいと望み、旅のお坊さんが呪文を唱えると、龍は天空に上り始めた。その時に、出来たのが慈恩の滝だそうです。その後、恵みの雨が降り注いだそうです。(説明板の「龍の物」を要約しました。)

 縄文時代・弥生時代、蛇は五穀豊穣の神、水の神として、祀られていたそうです。弥生時代の後期には、中国から龍が伝わり、蛇神が龍神になったのかもしれない。それが仏教伝来とともに、お釈迦様を守護した龍王を崇めると同じように、龍神伝説として日本に広がったのかもしれない。また、それにより、雨乞いは僧侶の仕事になったと言われている。

 いずれにしても、古代から、山や川や泉などには、神様がいると信じられており、自然崇拝が日本人の信仰の原点と言えそうです。

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 地蔵様も鎮座しています。

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 以上、九州の旅(35)滝④慈恩の滝。