普光寺磨崖仏(ふこうじまがいぶつ) 令和元年12月2日
普光寺磨崖仏は、大分県豊後大野市朝地町にある普光寺境内にある鎌倉時代の磨崖仏で、大分県の史跡に指定されている。
磨崖仏は、自然の岩壁や露岩に彫った仏様です。大分県に多く存在しているようです。
駐車場は少し離れたところにあり、坂道を降りて行くと普光寺山門に出ます。
普光寺山門
山門脇の展望所から撮影
左から磨崖仏、そして、2つの 仏龕(ぶつがん、仏様を安置するため岩壁を掘りくぼめた場所)がある。
坂道を下り、谷間から撮影。
不動明王(ふどうみょうおう)を中心に、不動明王の右(向かって左)に制多迦童子(せいたかどうじ)を、不動明王の左(向かって右)に矜羯羅童子(こんがらどうじ)を従えている。磨崖仏の高さ11.4mと、大分県内最大で、日本国内でも最大級である。
岩壁は、約12万年前の阿蘇山の噴火による火砕流でできた溶結凝灰岩。
不動明王を下から見上げる。迫力がある。
制多迦童子(せいたかどうじ)
磨崖仏から仏龕(ぶつがん)を見る。
仏龕(ぶつがん)内の壁にも、磨崖仏が。
左から、制多迦童子(せいたかどうじ)、 不動明王(ふどうみょうおう)、矜羯羅童子(こんがらどうじ)、阿弥陀如来(あみだぶつにょらい)。
奥には、中央に鎮座する石仏の大日如来を始めたくさんな石仏が。
磨崖仏側から見た普光寺 アジサイ寺としても有名だそうです。
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」が似合いそうな雰囲気。アジサイの花が咲く時期にもう一度訪れたい。
以上、九州の旅(36)磨崖仏①普光寺磨崖仏。