西国三十三か所めぐりは1300年の歴史を持つ日本最古の巡礼です。畿内の観音さまを祀った霊場33寺を参拝し、満願成就を目指す旅です。
第22番 補陀落山 総持寺 (ふだらくさん そうじじ)
御本尊 千手観世音菩薩
御詠歌 「おしなべて 老いも若きも 総持寺の
ほとけの誓い 頼まぬはなし」
参拝日 平成29年11月23日
所在地 大 阪 府 茨 木 市 総 持 寺
総持寺は大阪府茨木市の市街地にあります。
開基は平安時代の役人であり、料理の名手として知られている。
全国の料理人が訪れる料理の寺でもある。
本尊の千手観世音菩薩は戦火にあったが上半身は焼けずに済んだということで「火伏せ観音」とも呼ばれている。
山門
仁王像
本堂 豊臣秀頼が再建
古い包丁を納める包丁塚
御朱印
第23番 応頂山 勝尾寺 (おうちょうざん かつおうじ)
御本尊 十一面千手観世音菩薩
御詠歌 「重くとも 罪には法の 勝尾寺
ほとけを頼む 身こそやすけれ」
参拝日 平成29年11月12日
所在地 大 阪 府 箕 面 市 勝 尾 寺
勝尾寺は箕面の山の自然に溶け込むように伽藍が建っています。
広大な境内で極楽浄土のテーマパークです。一年を通じて、いろいろな花や紅葉が楽しめるところみたいですよ。
創建は奈良時代で「弥勒寺」であったが、平安時代に天皇の病気平癒の祈願がかない「王に勝った寺」として「勝尾寺(勝王寺、かつおうじ)」と呼ばれるようになった。
表札 小さなダルマが! いたずら?
山門
山門をくぐると極楽浄土の池?
散水で池面が霧の状態です。また、夜間はライトアップされるそうです。
本堂
勝尾寺はすべてに「勝つ」寺として信仰されています。「勝ちダルマ」は願いごとを念じて片目を入れ、願いが叶うともう一方の目を入れ、寺に奉納するそうです。
たくさんの「勝ちダルマ」
ここにも
あそこにも
そっちにも
やっと表札のダルマの謎が解けました。
秋空で紅葉真っ盛り、目の保養になりました。
パワースポット「知恵の環」
目が回りそうなので回らないことにしました。
御朱印
第24番 紫雲山 中山寺 (しうんざん なかやまでら)
御本尊 十一面観世音菩薩
御詠歌 「野をもすぎ 里をもゆきて 中山の
寺へ参るは 後の世のため」
参拝日 平成30年11月16日
所在地 兵 庫 県 宝 塚 市 中 山 寺
中山寺は1400年前に聖徳太子が建立したという。
花山法皇(かざんほうおう)がこのお寺で宝印を掘り起こし、西国巡礼を復興したと言われています。
御本尊は「安産の観音さま」として全国から多くの人が参拝しているそうです。また、参拝当日は七五三でたくさんの人がお参りしていました。
徳川家光が再建した山門
仁王像 大きな草鞋(わらじ)が奉納されていました。
参道
菊の展示
バリアフリー 都会のお寺らしくエスカレーターが。
五重塔
豊臣秀頼が再建しという本堂
御朱印
番外 東光山 花山院[菩提寺] (とうこうざん かざんいん)
御本尊 薬師瑠璃光如来
御詠歌 「有馬富士 ふもとの霧は 海に似て
波かときけば 小野の松風」
参拝日 平成30年11月17日
所在地 兵 庫 県三 田 市 尼 寺
三田の山にひっそりとたたづむお寺です。
西国霊場中興の祖と仰がれている花山法皇(かざんほうおう)の菩提寺です。
山門
仁王像 邪気は絶対通さぬ!
阿吽(あうん)の「阿形(あぎょう)」
「阿」は始まりを意味し、口を開けています。
阿吽(あうん)の「吽形(うんぎよう)」
「吽」は終わりを意味し、口を閉じています。
それぞれのお寺で仁王像の阿吽を見るのも面白いですよ。
本堂
境内の様子
隅々まで清掃されています。落ち葉がおちていない!
花山法皇の御廟所
有馬富士と三田市街を望む。 晩秋のおいしい空気をたくさんいただきました。
御朱印
ご住職が直接書いてくださいました。ご住職いわく、御朱印は御本尊そのものですから大事に扱ってくださいとのこと。また、本来は御朱印帳には印のみ押し、寺名は書かないとのこと。時代の流れで今の形になっているとのことでした。(確かに伊勢神宮は印のみ。)
以上、北摂・播磨にある22~24番札所及び菩提寺。