西国三十三か所めぐりは1300年の歴史を持つ日本最古の巡礼です。畿内の観音さまを祀った霊場33寺を参拝し、満願成就を目指す旅です。
第28番 成相山 成相寺 (なりあいさん なりあいじ)
御本尊 聖観世音菩薩
御詠歌 「波の音 松のひびきも 成相の
風ふきわたす 天の橋立」
参拝日 平成29年 9月 9日
所在地 京 都 府 宮 津 市 成 相 寺
成相寺は西国三十三か所中、最北端に位置し、天橋立(あまのはしだて)を見下ろす鼓ヶ岳(つつみがけ)の中腹にあります。
御本尊は「身代わり観音」として信仰を集めています。
本堂
御朱印
一願一言地蔵
唯一願(ゆいいつがん)を一言でお願いすれば、願いが叶うそうです。
小生もお願いしましたが、何をお願いしたか記憶にありません。記憶にないぐらいですから唯一願ではなかったかも。
眼下に天橋立が。
視界が良い日には、加賀白山や能登半島も見えるそうです。
天橋立ビューランドからの天橋立
オリジナルキャラクター「ビュー」くん ポーズをとってくれました。
第29番 青葉山 松尾寺 (あおばさん まつのおでら)
御本尊 馬頭観世音菩薩
御詠歌 「そのかみは 幾世経ぬらん 便りをば
千歳もここに まつのおのてら」
参拝日 平成29年 9月 9日
所在地 京 都 府 舞 鶴 市 松 尾
福井県と京都府の境ににある標高699mの青葉山は若狭富士とも呼ばれている。
松尾寺はその青葉山の中腹にひっそりとたたずむ。
山門
参道
本堂
御朱印 本尊が馬頭観音様のため馬のハンコが。
第30番 巌金山 宝厳寺 (がんこんざん ほうごんじ)
御本尊 千手千眼観世音菩薩
御詠歌 「月も日も 波間に浮かぶ 竹生島
船に宝を 積むここちして」
参拝日 平成29年 9月30日
所在地 滋 賀 県 長 浜 市 早 崎 町
宝厳寺は琵琶湖に浮かぶ竹生島(ちくぶじま)にあります。
竹生島は周囲2kmの断崖絶壁の島で、宝厳寺と都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)があり、神仏習合の聖域です。「神の住む島」として尊ばれ、社寺関係者以外が住むことを許されなかった島です。
琵琶湖の東にある長浜港から船で30分くらいの乗船です。
船からの景色です。なお、写真は令和元年5月12日の撮ったものです。
船から降り、入島料400円を支払い、最初の鳥居をくぐって急な階段を上がっていきます。
本堂 大弁才天を安置する。江の島、宮島と並ぶ日本三弁才天の一つです。
内陣の大弁才天はは秘仏ですが、外陣に寄進された弁才天が安置されています。
本尊の千手千眼観世音菩薩を安置する観音堂は改修工事中でした。その唐門は桃山時代を代表する建造物で国宝に指定されています。残念、改修工事の覆いで見ることができません。
御朱印
三重塔
都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)の本殿 国宝です。
船廊下
観音堂と 都久夫須麻神社本殿をつなぐ渡り廊下で秀吉の御座船日本丸を活用したもの言われている。国宝?、重文?どっち。
外から見ると
第31番 姨綺耶山 長命寺 (いきやさん ちょうめいじ)
御本尊 千手十一面聖観世音菩薩三尊一体
御詠歌 「八千(やち)年や 柳に長き 命寺(いのちでら)
運ぶ歩みの かざしなるらん」
参拝日 平成29年 9月30日
所在地 滋 賀 県 近 江 八 幡 市 長 命 寺 町
長命寺は琵琶湖の東湖岸に面する長命山の中腹に建つ。
開基が聖徳太子という歴史あるお寺です。
湖岸から808段の石段が続いていますが、小生は車で寺駐車場まで行き、そこから100段の石段を登りました。
門
本堂 国の重要文化財
本尊の千手観音さま、十一面観音さま、聖観音さまの三尊を安置している。
御朱印
三仏堂 国の重要文化財
三重塔 国の重要文化財
琵琶湖と対岸の比叡山
第32番 繖山 観音正寺 (きぬがさざん かんのんしょうじ)
御本尊 千手千眼観世音菩薩
御詠歌 「あなとうと 導きたまえ 観音寺
遠き国より 運ぶ歩みを」
参拝日 平成29年 9月30日
所在地 滋 賀 県 近 江 八 幡 市 安 土 町 石 寺
観音正寺は琵琶湖の東にある繖山(標高433m)の山頂近くにあります。
表参道は1200段の石段ですが、車でお寺の近くまで行くことができます。
開基は聖徳太子と言われています。本堂は平成5年に火災にあい焼失、平成16年に再建されています。
駐車場からの入り口
仁王像
阿形(あぎよう)
吽形(うんぎょう)
本堂
御朱印
聖徳太子象 遠くに薄っすらと見える三角山が近江富士の三上山
以上、丹後・近江にある28~32番札所。