四国と言えば「おへんろ」ですね。近い将来、四国は八十八か巡拝を考えています。
その下見のため、少しだけお寺を巡礼しました。
1 四国霊場 第一番札所 竺和山 霊山寺
(じくわさん りょうぜんじ)
令和元年6月7日参拝
御本尊 釈迦如来
御詠歌 「りょうぜんの しゃかのみまえに めぐりきて
よろづのつみも きえうせにけり」
お遍路の最初のお寺です。参拝していたお遍路さんにはソワソワ感が。
本坊納経所に巡拝に必要な遍路道具がたくさん販売されていました。
仁王門
浄土池と多宝塔
本堂
納経朱印
2 四国霊場 第68番札所 七宝山 神恵院
(しっぽういん じんねいん)
第69番札所 七宝山 観音寺
(しっぽうざん かんのんじ)
神恵院、観音寺は同一境内にあります。
令和元年6月6日参拝
(神恵院)
御本尊 阿弥陀如来
御詠歌 「ふえのねも まつふふくかぜも ことひくも
うたふもまふも のりのこえごえ」
(観音寺)
御本尊 聖観世音菩薩
御詠歌 「かんのんの だいひのちから つよければ
おもきつみをも ひきあげてたべ」
仁王門
神恵院本堂
納経朱印
観音寺本堂
納経朱印
境内の様子
3 四国霊場 第71番札所 剣五山 弥谷寺
(けんごさん いやだにじ)
令和元年6月6日参拝
御本尊 千手観世音菩薩
御詠歌 「あくにんと ゆきつれなんも いやだにじ
ただかりそめも よきともぞよき」
仁王門
阿形(あぎょう)
吽形(うんぎょう)
お寺は弥谷山の中腹にあり、約400段の階段を登って行きます。
大師堂
階段を上がり、息を整えていると白装束の外人さんに出会いました。「こんにちは!Your Country?」と言ったところ、「こんにちは America」と答えてくれました。続けてアメリカ人は「わたしはこのほとけさまをみにきました!」とこの弥陀三尊を指さしました。たくさん勉強しているみたい。恐れ入りました。
弥陀三尊 鎌倉時代に一遍上人が刻まれたと言われています。
その他にもたくさんの仏さまが岩肌に刻まれています。
本堂
納経朱印
本堂からの眺望
四国のお寺を巡っているとたくさんの外人のお遍路さんに出会いました。巡礼を通して日本文化を体そのものに焼き付けているようです。これが本当の旅かも知れない!
4 四国霊場 第75番札所 五岳山 善通寺
(ごがくさん ぜんつうじ)
令和元年6月5日参拝
御本尊 薬師如来
御詠歌 「われすまば よもきえはてじ ぜんつうじ
ふかきちかひの のりのともしび」
仁王門
境内の様子
金堂 国の重要文化財
納経朱印
五重塔 国の重要文化財
御影堂(みえどう) 弘法大師空海生誕の地
大楠(おおくす) 香川県の天然記念物 樹齢千数百年
5 四国霊場 第84番札所 南面山 屋島寺
(なんめんざん やしまじ)
令和元年6月2日参拝
御本尊 十一面千手観世音菩薩
御詠歌 「あづさゆみ やしまのみやに もうでつつ
いのりをかけて いさむもののふ」
仁王門
本堂
納経朱印
大師堂
蓑山大明神(みのやまだいみょうじん)
像は雌雄の大狸(屋島の太三郎狸)
日本三大狸は、佐渡団三郎狸、淡路司馬右衛門狸と屋島太三郎狸。
太三郎狸は、弘法大師が道に迷ったとき、老人に化け道案内をしたそうです。
6 四国霊場 第86番札所 補陀洛山 志度寺
(ふだらくさん しどじ)
令和元年6月3日参拝
御本尊 十一面観世音菩薩
御詠歌 「いざさらば こよひはここに しどのてら
いのりのこえを みみにふれつつ」
参道
仁王門 国の重要文化財
阿形 運慶作
吽形 運慶作
五重塔
大師堂
お寺の人から聞いたところ、屋根の上に見える木は落雷により焼けたものだうです。雷が多いところで昔は木に落雷したていたが、五重塔が建って、木には落ちなくなったそうです。
本堂 国の重要文化財
納経朱印
納経朱印 閻魔大王
無染庭(むぜんてい) 枯山水の庭 重森三玲(しげもりみれい)の作品
お寺の人から枯山水の庭があるので、時間があれば見るといいですよと言われ、観賞することができました。勉強不足で見過ごすところでした。
6 四国霊場 第88番札所 医王山 大窪寺
(いおうざん おおくぼじ)
令和元年6月4日参拝
御本尊 薬師如来
御詠歌 「なむやくし しょびゃうなかれと ねがひつつ
まいれるひとは おほくぼのてら」
四国お遍路の結願成就(けちがんじょうじゅ)のお寺です。
朝9時に参拝しました。巡拝者がいなく、お寺の人に聞いたところ、今の時期は参拝者が少ないとのこと。秋になるとたいへん混雑するとのことでした。
仁王門
本堂
納経朱印
本堂と胎蔵ケ峰(弘法大師が修行した洞窟がある。)
二天門
以上、四国のお寺。